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[涼宮ハルヒの憂鬱とは】

女子高生涼宮ハルヒが「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的に設立した「SOS団（世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団）」を中心に展開する、ビミョーに非日常系学園ストーリー。ジャンルは萌系学園コメディであるが、キャラ人気が非常に高く、女性ファンも多い。スニーカー文庫編集部によるとファンの男女比は7:3になるらしい。

物語は、主人公である男子高生「キョン」の視点から一人称形式で進行する。キョンの心の中でボヤく独白と、実際に口に出している台詞が共に地の文で描写されるという文体が特徴。

シリーズ第1巻『涼宮ハルヒの憂鬱』は、スニーカー大賞〈大賞〉受賞作にして、著者の文庫デビュー作(『学校を出よう!』1巻と同時発売)。個性溢れる登場人物、シリアスとドタバタコメディーの絶妙な使い分け等が話題を呼び、シリーズ8作で累計340万部（2006年11月現在）という売上げを記録。現在の角川スニーカー文庫の屋台骨を背負って立つビッグタイトルになっている。2004年3月からみずのまこと、2005年9月にはツガノガクによる漫画の連載が『月刊少年エース』にて開始されたほか、2006年4月よりテレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』が放送された。

ハルヒやキョン達が通う県立北高等学校（北高）のモデルは、谷川流の出身校である兵庫県立西宮北高等学校とされており、ファンの中には実際にこの地を訪ねる人も多い。

2006年12月、パレスチナ・ガザ地区でのデモを伝えるニュース写真に、涼宮ハルヒの絵が貼り付けられているプラカードが大写しになっていた。欧米も含めてファン達がハルヒの世界的影響力を再認識した事件であった。

-ウィキペディア（Wikipedia）より抜粋-